【最新情報】井上尚弥の生涯獲得賞金まとめ
- 生涯獲得賞金総額:約72億円(2025年5月時点)
- カルデナス戦ファイトマネー:約11億5000万円(自己最高額)
- スポンサー収入:年間10億円超
- 2025年年収目標:50億円(サウジ契約効果)
井上尚弥選手の生涯獲得賞金は、軽量級ボクサーとしては異例の規模に達していて、日本スポーツ界でも最高水準となっています。
- 井上尚弥の正確な生涯獲得賞金額
- ファイトマネーの詳細な推移
- 最新のカルデナス戦での報酬
- スポンサー収入の内訳
- 今後の収入予想
2025年5月5日、米ラスベガスのT-モバイル・アリーナで行われたWBAスーパーバンタム級1位ラモン・カルデナス戦において、井上尚弥選手は8回45秒でTKO勝利を収めました[1]。

この勝利により4団体統一王座の4度目の防衛に成功した井上選手の経済的成功は、日本ボクシング史上前例のない規模に達しています。
米スポーツメディア「The Sporting News」の推計によると、井上選手の生涯獲得賞金はカルデナス戦後に5000万ドル(72億5000万円)の大台を突破しました[2]。
井上尚弥のファイトマネー推移と最高額
11億5000万円という歴史的報酬
米スポーツメディア「The Sporting News」の報道によると、井上尚弥選手のカルデナス戦におけるファイトマネーは推定800万ドル(約11億5000万円)でした[2]。これは井上選手のキャリアにおける自己最高額であり、日本ボクシング史上最高額とされています。
大橋会長の公式コメント
大橋ジムの大橋秀行会長は記者会見で以下のように語っていて、井上選手の市場価値がさらに向上していることを示唆しています。
ファイトマネーも過去最高。勝ち方によってはこれからどんどん上がっていくので、この試合の内容が大事[3]
8年間で57倍の成長
日刊スポーツの報道によると、2017年の米国デビュー戦では約2000万円だった井上選手のファイトマネーが、8年間で約57倍まで成長したことになります[4]。
試合別ファイトマネー一覧表
主要試合における報酬推移
信頼できる報道機関による井上選手の主要ファイトマネーは以下の通りです。
試合日 | 対戦相手 | ファイトマネー | 出典 |
---|---|---|---|
2017年9月 | A.ニエベス | 約1970万円[4] | 日刊スポーツ報道 |
2021年12月 | A.ディパエン | 約1億1400万円[5] | サンスポ報道 |
2022年6月 | N.ドネア(再戦) | 2億3000万円[6] | 複数メディア報道 |
2022年12月 | P.バトラー | 3億円(低保証額)[6] | 複数メディア報道 |
2023年7月 | S.フルトン | 約6億4000万円[7] | 税理士ドットコム分析記事 |
2024年5月 | L.ネリ | 日本史上最高額[8] | 中日スポーツ報道 |
2024年9月 | T.ドヘニー | 約9億2800万円[9] | 東スポWEB報道 |
2025年5月 | R.カルデナス | 約11億5000万円[2] | The Sporting News報道 |
井上尚弥のスポンサー収入と年収内訳
スポンサー収入:年間10億円の契約
日刊スポーツの報道によると、2022年の井上選手のスポンサー料は総額10億円に到達する見通しであることが明らかになりました[11]。これは試合での報酬とは別の安定した収入源となっています。
- NTTドコモ
- アース製薬
- MARUHAN(パチンコチェーン)
- SIXPAD(フィットネス機器)
- Winning Japan(ボクシング用品)
サウジアラビアとの大型契約
中日スポーツの報道によると、大橋秀行会長はサウジアラビアでの試合について「ケタが違ってくるよ」とコメントしていて[12]、軽量級では夢だった10億円を大きく超える可能性が濃厚だとされています。
JBpressの記事では、サウジアラビアから「トランクスにロゴ」だけで30億円という破格のオファーがあることも報じられています[13]。
井上尚弥の手取り収入と税金
法人設立による税務対策
井上選手は過去のインタビューで法人を設立したことを明かしていて、ファイトマネーはジムからその会社へ振り込まれる仕組みとなっています[14]。
税金負担の詳細
税理士ドットコムの専門家分析によると、法人税・住民税・事業税でおおむね3割強程度が課税されるため、通常であれば1億1000万円~1億2000万円程度が税金として課されることになります[7]。
- ジム取り分(約30%)控除後:約8億円
- 税金(約30%):約2億4000万円
- 実質手取り:約5億6000万円
今後の井上尚弥の収入予想
海外での年収報道の検証
東スポWEBによると、海外メディアが発表した2024年の「世界で最も稼いでいるアスリート100人」で井上選手の推定年収が4200万ドル(約64億円)と報じられましたが[16]、この数字については慎重な検証が必要です。
大橋会長はこの報道について「夢がありますね」とコメントしていて[16]、実際の金額については明言を避けています。業界関係者の間では、この数字は過大評価の可能性があるとの見方もあります。
より現実的な推定では、井上選手の2024年年収は30-40億円程度とする専門家の分析が多く、2025年にかけて井上選手の年収は50億円到達が目標とされています。

サウジアラビアでの試合実現の可能性
中日スポーツによると、井上選手は「より大きな会場や新しい舞台というのは気持ちが新たになります」と語っていて[12]、海外での大型興行への意欲を示しています。
世界のボクサーとの収入比較
日本ボクシング界における異次元の報酬水準
日本のプロボクサーの一般的なファイトマネー相場[10]
- C級(4回戦):約6万円
- B級(6回戦):約10万円
- A級(8回戦):約15~20万円
業界関係者の証言として「世界王者になってもピンキリで、安い人では300万円ほどになります」という声もあり[10]、井上選手の報酬がいかに突出しているかが分かります。

歴史的な比較
税理士ドットコムの分析記事によると、井上選手のフルトン戦での約6億4000万円は、2022年4月の村田諒太選手の世界ミドル級王座統一戦での推定6億円を上回る、日本ボクシング史上最高額とされています[7]。
パウンド・フォー・パウンドでの評価
Yahoo!ニュースの報道によると、井上選手はリング誌が選ぶパウンド・フォー・パウンドでオレクサンドル・ウシクに続いて2位につけていて[18]、この高い評価が高額ファイトマネーの背景となっています。
記録への挑戦
スポニチアネックスの報道によると、井上選手のカルデナス戦における世界戦通算23KOは単独での史上最多記録を達成したとされていて[19]、実績面でも市場価値を裏付けています。
井上尚弥の価値観と今後の展望
「レガシー重視」の哲学
Yahoo!ニュース(THE ANSWER)の報道によると、井上選手は試合前のインタビューで以下のように語っています。
俺は金のためにここにいるわけじゃない。レガシーのためにここにいるんだ。他のみんなは『マネー、マネー、マネー』という感じだが、俺にとってはレガシーが全て。世界王者になればそれは一生もの。金はなくなるが、世界王者の冠は自分がこの世からいなくなってもずっと残る[15]
大橋会長が語るビジネス革命
JBpressのインタビューで大橋秀行会長は「井上尚弥が日本のボクシングビジネスを変えた」と語り、サブスク配信の普及により「アメリカと同じくらいの衝撃的な出来事がいま、サブスクによって引き起こされている」と分析しています[17]。
日本ボクシング界全体への影響
井上選手の成功により、日本ボクシング界全体の経済規模が押し上げられ、次世代のボクサーたちに「夢」を与える大きな役割を果たしています。
よくある質問(FAQ)
井上尚弥の生涯獲得賞金は正確にはいくら?
米メディア「The Sporting News」の推計によると、2025年5月のカルデナス戦後に約72億5000万円に達したとされています[2]。
井上尚弥の最高ファイトマネーはいくら?
2025年5月のカルデナス戦における約11億5000万円が最高額です[2]。
井上尚弥のスポンサー収入はいくら?
日刊スポーツの報道によると、2022年時点で年間10億円に達するとされています[11]。
井上尚弥の手取り収入はどのくらい?
税理士ドットコムの分析によると、ジム取り分と税金を差し引いた実質手取りは報酬の約50%程度とされています[7]。
井上尚弥の生涯獲得賞金は世界的に見てどの水準?
今後の井上尚弥の収入はどうなる?
サウジアラビアでの試合実現により、さらなる高額化が予想されています。大橋会長も「ケタが違ってくる」とコメントしています[12]。
まとめ
井上尚弥選手の推定生涯獲得賞金72億円は、圧倒的な実力、戦略的なキャリア構築、そして純粋な競技への情熱が生み出した成果です。
- 8年間でファイトマネーが約57倍に成長
- 軽量級として異例の高額報酬を実現
- 日本ボクシング界のビジネスモデルを変革
- 「レガシー」を重視する姿勢が長期的成功の基盤
参考情報
- [1] スポカレブログ「【5月5日】井上尚弥vsラモン・カルデナスのテレビ・配信予定|Prime Video Boxing12」
- [2] The Sporting News(スポニチアネックス「尚弥 ベガスのファイトマネーは約11億5000万円!自身最高額更新 今後も高騰必至」より)
- [3] theWORLD「5・5ラスベガス、カルデナス戦、井上尚弥のファイトマネーは過去最高額 大橋会長は『勝ち方によってはこれからどんどん上がる』と期待」
- [4] デイリースポーツ「井上尚弥、米国デビュー戦ファイトマネーは2000万円 ロマゴンは6500万円」
- [5] サンスポ「井上尚弥、2年ぶり国内戦で圧勝 ディパエンに8回TKO勝ち」
- [6] サンスポ「世界よ見たか!これが井上尚弥劇場 ファイトマネー3億円!余裕の挑発〝ラッシュ〟から11Rとどめのラッシュ」
- [7] 税理士ドットコム「井上尚弥、6億4000万円のファイトマネー獲得か。支払う税金はどのくらい?」
- [8] 中日スポーツ「井上尚弥、ファイトマネーは日本史上最高額に 入場料収入は『これまでの2倍以上』【ボクシング】」
- [9] 東スポWEB「井上尚弥のファイトマネーは推定9億3000万円 ドヘニーも高額報酬」
- [10] サンスポ「【ボクシング】ファイトマネー合計約10億円 〝軽量級史上最大の一戦〟を制した井上尚弥、左拳負傷での延期を乗り越え世界4階級制覇」
- [11] 日刊スポーツ「井上尚弥 破格10億円「モンスター」級スポンサー料に 統一戦「追い風」」
- [12] 中日スポーツ「『井上尚弥は新たな舞台に踏み込んでいく時期』大橋秀行会長が『爆買い』サウジ進出語る【ボクシング】」
- [13] JBpress「井上尚弥が引き寄せる巨額マネー!サウジから『トランクスにロゴ』で30億円、海外進出でファイトマネー爆上がり?」
- [14] 税理士ドットコム「井上尚弥、10億円の報酬で税金はどうなる?日本の高税率がスーパーアスリートに与える影響とは」
- [15] Yahoo!ニュース(THE ANSWER)「VS井上尚弥、カルデナスが燃やす『金』を超える戦い 巨額ファイトマネーも『俺にとっては…』」
- [16] 東スポWEB(Yahoo!ニュース)「井上尚弥は年収64億円!? 大橋会長、海外報道に困惑も『夢がありますね』」
- [17] JBpress「『井上尚弥が日本のボクシングビジネスを変えた』大橋ジム会長が語る、サブスクとYouTubeが巨額マネーを呼ぶ仕組み」
- [18] SPOCALE「パウンド・フォー・パウンド(PFP)とは?井上尚弥の順位は?最新ランキングを紹介!」(2025年5月10日)
- [19] 朝日新聞「井上尚弥が米国で8回TKO勝ち 世界戦23KOの「世界新記録」に」
※記載されている金額は各報道機関による推定値であり、実際の金額とは異なる場合があります。
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